2010年7月アーカイブ

前回塗装に失敗したタンク、雨続きで全く進まなかったのですが、先日の晴れ間を縫って再チャレンジしました。結果・・・orz

ネットで、「ウレタン塗料は湿気の影響を受けにくい」との情報を得ていたのですが、見事に真っ白(白かぶりで)になりましたですよ。やはり、この時期に自家塗装しようというのが無理だったんですかねぇ・・・。ただ、高い授業料を払った甲斐あって、ちょっとウレタン塗装のコツみたいな物を掴んできました。ネットなんかで口を揃えたように書いてある、「20センチほど離したところから、1秒間に30?50センチ位の距離を移動させて吹きつける」ってのは嘘です、ええ、断言します。兄王様がやってみたところ、そんな塗り方をしていては、一生綺麗には塗れません。なんでかっつーと、塗料が乾くのが早過ぎるのです。そんなにちんたら塗っていては、塗装面に付着する前に乾いてしまうのです。じゃあ、どういうふうに塗るのか?。兄王様がたどり着いた結論としては、軽く捨て吹きした後、

かなり近い距離から、ゆっくり大量に吹きつける

これです。ただし、あくまでもウレタンスプレーに限っての話です、普通のラッカー系スプレーでコレをやると、あっという間にタレるので注意してください。さっきも言いましたが、ウレタン塗料は乾くのが異様に早いのです、しかもかなり粘土があるので、かなり多めに吹きつけてもまず垂れません。それに極端な話、ザラザラの梨地になるくらいなら、垂れた方が修正が楽だったりします。

とまぁ、何かを掴みかけたんですが、2回の教訓を生かし梅雨明けまでは作業はおやすみすることにしました。何しろスプレー1本¥2000、今回は勢い余ってクリアーまで吹いちゃったので、今までの消費本数は6本、既に1万超えちゃってるんで、流石に慎重になります。余談ですが、今回、失敗後の磨き作業をしていて、改めて黒の塗装が弱いことを実感しました。同じ番数のペーパーを当てていても、クリアー面と削れ方が全く違うのです。元々、自動車業界にいた身なので、塗装は黒が一番弱いというのは知ってはいましたが、実際自分で体験してみると、こんなにも違うものかと驚きましたよ。

今回は、この前書き忘れたことを少しだけ。フューエルコックの事なんですが、”TWとXT250Tのタンクは、コック自体は同じものの、吸出し口の高さが違う為、そのままTWに付けるとリザーブ容量が変わってしまう”、という情報を得ていたため、事前にXT用のフューエルコックを注文しておきました。なんですが・・・

 

fuel.jpg実際、外して並べて見ると、全く同じでした・・・。分かると思いますが、左がTW、右がXT用の新品です。通常の吸出し口のホースが金属製か否かという違いはありますが、長さ自体は全く同じなので、そのまま付け替えても問題なく使用できると思います。ちなみに、兄王様のTWは2000年型のDG07J、フロントディスクブレーキ、ロードタイプタイヤになった最初の型。もしかすると、それ以外の型だと違ってるのかもしれませんが、この画像を参考に長さを調整すれば使えるのではないかと・・・。有効にご活用ください。

 

天候に恵まれず、塗装が進められないので、先に他の事を進めてしまいます。今回使用するXT250Tのタンクですが、同じメーカーとはいえ別のバイクなので、当然のことながらポン付けと言うわけにはいきません。前部のマウントは全く無改造でそのまま使用できますが、タンク自体の長さが少し長いため、後部のマウントは数センチほど後ろにずらす必要があります。

 

mount1.jpgまず、これがノーマルのマウント部。この上にタンクが覆いかぶさる事になるので、当然ジャマになります。もちろん、残すことも出来ますが、タンクがものすごく後ろ上がりになってカッコ悪いのでお勧めしません。まぁ、どうしても切ったり削ったりしたくない人は無理にとは言いませんが・・・。
mount2.jpgで、こんな感じで下の台部分とツライチになるよう切り取ってしまいます、ポイントは間違っても全部取ってしまわないこと、ネジの切ってある部分を少し残しておくようにします。あと、写真では周りの塗装が剥げちゃってますが、切った後はちゃんと塗装するなりしてサビ止めしましょう。
mount3.jpg次に、後ろにずれる分に必要な長さのステーを取り付けます。先程、ネジの部分を残しておいたのはこのためです(それと、何かの時ノーマルタンクも使える)。ちなみに、兄王様はDIYショップで¥100で売っていたものを半分に切って使用、こだわるならステンレス製とかにしてもいいかもしれませんが、御覧の通り、周りがおもいっきりド鉄ですからねぇ。実際には、この上にタンクを乗せると少し角度が合わないので、現物合わせで少し上向きに曲げてやります。が、そんなに大きく違うわけではないので、そのままでも付けられるんですが後々、シートを付けるときに関係してくるので曲げておいたほうがいいでしょう。

マウントそのものに関しては上の通りなんですが、実はこのタンク、マトモにフィッテイングすると少し不具合が出ます。具体的には、ハンドルをフルロックさせるとトップブリッジがタンクに当たってしまうのです。対処法としては・・・
1 気にしない
素晴らしい!!、まさに王者の選択です。男子たるものそんな細かいことを気にしてはいけません。あとに続く皆さんには、是非ともこの選択肢を選んでいただきたい。が、兄王様はそんなに人間が出来ていないので却下です。
2 タンクを凹ませる
板金職人だったりすれば別ですが、現実問題として、左右均等に加工するのは無理なので却下。
3 トップブリッジを削る
タンクを凹ませるよりは簡単ですが、そんなに肉厚がある部分でもないので、剛性的に不安があり却下。
4 当らないところまでタンクを下げる
先人達の多くはこの方法を用いているようです。方法も簡単で、トレーードオフになる部分もほぼないので最も現実的でしょう。

なんですが・・・、兄王様は4番を使いません。なんでかっつーと、前まできっちりタンクを入れたときの、フロント周りが”ギュッ”と詰まった感じに惚れてしまったからですw。と、言うことで兄王様のとった方法は
5 タンクに当らないところまでハンドル切れ角を規制する
コレで行きます。方法としては
stoper.jpgこんな感じで、ハンドルストッパーの部分に穴をあけ、ステンレスのビスをねじ込みました。これで、ネジの頭の分だけ切れ角が減って、タンクに当たらなくなります。弊害として、ハンドルロックが使えなくなること、それと当たり前ですがハンドル切れ角が減ります。ですが、このバイクにしてからハンドルロックを使ったことが無いし、切れ角に関しても、「バイクはハンドルを切って曲がる乗り物ではない」と思っているので全く問題なしです。
全く我流で、切った張ったを伴う方法ですが、どなたかの参考になれば・・・

 

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