天候に恵まれず、塗装が進められないので、先に他の事を進めてしまいます。今回使用するXT250Tのタンクですが、同じメーカーとはいえ別のバイクなので、当然のことながらポン付けと言うわけにはいきません。前部のマウントは全く無改造でそのまま使用できますが、タンク自体の長さが少し長いため、後部のマウントは数センチほど後ろにずらす必要があります。
まず、これがノーマルのマウント部。この上にタンクが覆いかぶさる事になるので、当然ジャマになります。もちろん、残すことも出来ますが、タンクがものすごく後ろ上がりになってカッコ悪いのでお勧めしません。まぁ、どうしても切ったり削ったりしたくない人は無理にとは言いませんが・・・。
で、こんな感じで下の台部分とツライチになるよう切り取ってしまいます、ポイントは間違っても全部取ってしまわないこと、ネジの切ってある部分を少し残しておくようにします。あと、写真では周りの塗装が剥げちゃってますが、切った後はちゃんと塗装するなりしてサビ止めしましょう。
次に、後ろにずれる分に必要な長さのステーを取り付けます。先程、ネジの部分を残しておいたのはこのためです(それと、何かの時ノーマルタンクも使える)。ちなみに、兄王様はDIYショップで¥100で売っていたものを半分に切って使用、こだわるならステンレス製とかにしてもいいかもしれませんが、御覧の通り、周りがおもいっきりド鉄ですからねぇ。実際には、この上にタンクを乗せると少し角度が合わないので、現物合わせで少し上向きに曲げてやります。が、そんなに大きく違うわけではないので、そのままでも付けられるんですが後々、シートを付けるときに関係してくるので曲げておいたほうがいいでしょう。
マウントそのものに関しては上の通りなんですが、実はこのタンク、マトモにフィッテイングすると少し不具合が出ます。具体的には、ハンドルをフルロックさせるとトップブリッジがタンクに当たってしまうのです。対処法としては・・・
1 気にしない
素晴らしい!!、まさに王者の選択です。男子たるものそんな細かいことを気にしてはいけません。あとに続く皆さんには、是非ともこの選択肢を選んでいただきたい。が、兄王様はそんなに人間が出来ていないので却下です。
2 タンクを凹ませる
板金職人だったりすれば別ですが、現実問題として、左右均等に加工するのは無理なので却下。
3 トップブリッジを削る
タンクを凹ませるよりは簡単ですが、そんなに肉厚がある部分でもないので、剛性的に不安があり却下。
4 当らないところまでタンクを下げる
先人達の多くはこの方法を用いているようです。方法も簡単で、トレーードオフになる部分もほぼないので最も現実的でしょう。
なんですが・・・、兄王様は4番を使いません。なんでかっつーと、前まできっちりタンクを入れたときの、フロント周りが”ギュッ”と詰まった感じに惚れてしまったからですw。と、言うことで兄王様のとった方法は
5 タンクに当らないところまでハンドル切れ角を規制する
コレで行きます。方法としては
こんな感じで、ハンドルストッパーの部分に穴をあけ、ステンレスのビスをねじ込みました。これで、ネジの頭の分だけ切れ角が減って、タンクに当たらなくなります。弊害として、ハンドルロックが使えなくなること、それと当たり前ですがハンドル切れ角が減ります。ですが、このバイクにしてからハンドルロックを使ったことが無いし、切れ角に関しても、「バイクはハンドルを切って曲がる乗り物ではない」と思っているので全く問題なしです。
全く我流で、切った張ったを伴う方法ですが、どなたかの参考になれば・・・
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